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「鬼火」(おにび)は、吉屋信子の短編小説。1951年(昭和26年)に執筆され、吉屋はこの小説で同年の女流文学者賞を受賞した。1956年(昭和31年)には中央公論社で単行本化され、同年には東宝で映画化された。現在は、講談社文芸文庫『鬼火 底のぬけた柄杓』に収録され刊行されている。 == 解説 == 生活に困窮した人妻がガス会社の集金人に料金と引き換えに肉体を要求されて死を選ぶという内容の短編小説である。異様さを際立たせる語り口で書かれており、のちに中島河太郎・紀田順一郎編『現代怪奇小説集』(立風書房)に収録されるなど、スリラー小説とみなされる傾向がある。また、この小説の映画版も、公開当時の「キネマ旬報」作品データでは「怪談風スリラー」と紹介されている。 映画版は、千葉泰樹監督により、東宝が1956年(昭和31年)から製作を開始した中編映画路線、ダイヤモンド・シリーズ〔映画の國、コラム、木全公彦『日本映画の(ギョク)』、鈴木英夫<その2>金子正且インタビュー 。2011年10月4日閲覧。〕の第1回作品として製作・公開された〔ラピュタ阿佐ヶ谷、添えもの映画百花繚乱、SPパラダイス!!、作品解説2 。2011年10月4日閲覧。〕。このシリーズで作られた作品は他に、同じ千葉監督による『好人物の夫婦』(1956年)、『下町(ダウンタウン)』(1957年)、『象』(山本嘉次郎監督、1957年)、『新しい背広』(筧正典監督、1957年)〔、『生きている小平次』(青柳信雄監督、1957年)〔Movie Walker、作品解説、生きている小平次 。2011年10月4日閲覧。〕、『燈台』(鈴木英夫監督、1959年)〔などがある。 小説は困窮したヒロインがガスの集金人に肉体を要求されて自殺するまでの物語がメインになっているが、映画化にあたって、千葉と脚本の菊島隆三は、ガスの集金人の日常描写と困窮する夫婦のドラマを新たに加えるなどの脚色を施した。主人公の集金人を演じた加東大介は、翌1957年(昭和32年)のヒット作『大番』でも千葉泰樹と組んで、再び主演俳優をつとめている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鬼火 (吉屋信子)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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